【ダイジェスト】3/22(金) 厚生労働委員会で質問!(雇調金・長生炭鉱・戦没者遺骨収容)

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戦没者遺骨のDNA鑑定を進める努力を!

大椿ゆうこ) 厚労省は2023年5月時点で、12000体余りの戦没者遺骨のDNA検体を保管している。ところが、鑑定件数はなかなか増えていない。厚労省は太平洋中部タラワ環礁(キリバス共和国)で収容されたご遺骨については、遺族を探し出して鑑定しないかと声を掛けている。その結果たった1年で2検体についてご遺族が判明し返還が叶ったが、それ以外については、ご遺族が鑑定を依頼しなければ鑑定しない「手挙げ方式」だ。何故同様のことを他の地域、例えば日本国内・沖縄・硫黄島だけにでも拡大できないのか?
泉審議官) タラワ環礁で収容されたご遺骨は、情報のないご遺骨の返還のため、試験的にご遺族を探し出して返還を行った。ご遺族の現住所の確認に当たった地方自治体から、事務負担が非常に重いとの声を受けた。このような取り組みを全戦没者遺族に拡大すると、180万人ものご遺族を探し出す必要があり、地方自治体の事務負担が大変重くなるため、現在はご遺族からの公簿により鑑定を実施することにしている。一人でも多くのご遺族が鑑定するよう、戦没者の妻への給付金の案内を送る際にDNA鑑定のリーフレットを同封する、新聞広告・日本遺族会や地方自治体の広報誌に鑑定の案内を掲載する、地方自治体や介護施設にポスター・リーフレットを設置する等、周知を図っている。
大椿ゆうこ) 地方自治体の事務作業が大変だったことは理解した。一旦戦争が起これば、家に帰って来られないご遺骨をこれだけ生み出してしまう過去の戦争であっても、生きている私たちはその責任をきちんと取り、ご遺骨を故郷・家族の元に返す最大限の努力をしなければならないと思う。だからこそ、戦争は絶対にダメだ。
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