2023年9月30日(土)香川・三木町町会議員のみぞぶちゆう子とWゆうこのざっくばらんトーク

報告

6月21日に通常国会が閉会し、あっという間に3ヵ月が過ぎました。この間、全国各地を訪れ国政報告をさせて頂きました。

9月ラストは第二の故郷香川県!

9月ラストの国政報告会は、大学時代から約10年間暮らした香川で開催しました。4月の統一自治体選挙で香川県木田郡三木町の町会議員に当選(社民党推薦)した、大学時代の先輩・みぞぶちゆう子さん、通称ぶっちゃん(たまにぶち子)らが企画してくれました。

ぶっちゃんは、阪神淡路大震災のボランティアをきっかけに香川から神戸に移住。地域で暮らす障害者の生活に携わっていました。「有機農業がやりたい。米を作りたい」と香川にUターンして10年ほどになります。

稲穂の実る畑の前にしゃがむ黒いTシャツを着た女性
自身が育てた有機米の稲穂のまえで。ぶっちゃんこと、三木町町会議員のみぞぶち裕子さん。

コロナが始まってしばらく経った頃、ぶっちゃんの家に泊まりに行ったことがあります。(私の香川の定宿はぶっちゃんちです)その時、「地域の活動ができんようになったけん、地元密着の情報誌を作って地域に配っじょる。」と見せてくれたのが、『いつも もっと にこにこ imo-ni(イモーニ)』という情報誌でした。


三木町田中地区の情報誌、imo-ni(イモーニ)。


「imo-ni イモーニ」とは、きてんまい田中が毎年秋に開催している「芋煮」会をもじったもので、年4回の季刊発行を目指している。

それを読んだ瞬間、「こんな活動してるんだったら町会議員に立候補したら?まさに、町会議員の仕事ってこういうことやで!」と伝え、そこから私の「ぶち子町会議員誕生計画」が始まりました。徐々に脇を固め、優柔不断で決断できないぶっちゃん(神戸在住時代は、自分で服を決められないぶっちゃんのために、定期的に私が買い物に同行するガイドヘルプをしていました)を度々口説いて、口説いて口説き落とし、ようやく「出る!」と決意した三木町議会選挙は、無投票で当選となり、『みぞぶちゆう子町会議員』が誕生しました。


有機農業に力を入れているみぞぶちさんの看板もお米のモチーフが!

無投票自体は課題ですが、彼女が挑戦したことによって、たった1人だった三木町の女性議員が3人へと増えたのです。(16人中3人が女性議員)早速、学校給食、有機農業、DV被害者支援法等について積極的に議会で質問をしています。この間、三木町議会では、保育士の人員配置改善や、保険証廃止再考を求める議員発議の意見書が可決されましたが、ぶっちゃんは、それらの取り組みを牽引している1人でもあります。

当日は秋祭り

国政報告会当日の9月30日には、香川各地で秋祭りが行われていました。お店や家々を回り、獅子舞をしながら門付けして回ります。


朝食べたさぬきうどん、うどんやで見た「臨時国会10月20日」の四国新聞(あの社民党党首を「黙れ、ばばあ!」と書き込んだ平井卓也氏は四国新聞の御曹司)、太鼓をたたくぶっちゃん、獅子舞の写真。

ぶっちゃんも夫婦で獅子舞に参加。忙しい朝、香川の定番・朝うどんを食べて、その店の前で獅子舞。ぶっちゃんは、太鼓を叩く係です。

その後、高松市で社民党香川県連合のみなさんと、三越前でサクッと街宣。保険証廃止に反対する社民党のビラを、「何枚かちょうだい」と持ち帰ってくれる方もいらっしゃいました。

国政報告in高松ミライエ

そして、いよいよ国政報告会です。


女性の参加者が多く、みなさん熱心に聞いてくださいました。

『今の政治って、どうなってるの?国会のこと、地方議会のこと、ざっくばらんトーク!』と題して、高松市男女共同参画センターたかまつミライエで開催しました。


社民党のポスターもしっかり貼ってありました

まずは1時間ほどパワーポイントを使いながら、国政報告を行いました。


国政報告のパワーポイントを前に

国政報告も、この3ヵ月の情勢に合わせ、徐々にバージョンアップしてきています。


第211回通常国会について話す大椿ゆうこ

女たちのトークセッション

その後、みぞぶちゆう子三木町議会議員、太田あゆみ高松市議会議員、元牟礼町議会議員/元高松市議議員、現社民党香川県連合(牟礼町議)の三野ハルコさんと共にトークセッションを行いました。


左から大椿ゆうこ、みぞぶち裕子さん、太田あゆみさん、三野ハルコさん。

太田あゆみさんは、34歳の時、無所属で高松市議選に挑戦し8位当選。その後、2回の選挙でトップ当選。毎回得票数も大きく増やし続けています。


市議会議員になってからの体験を語る太田さん

全国から注目されている太田さんの活動については、ぜひこちらの記事をお読みください。

忖度しない姿勢 期待受け 高松市議の太田安由美さん:朝日新聞デジタル (asahi.com)

最初に3人から10分ずつ、自己紹介とそれぞれの活動や経験を話して頂き、トークセッションへ。話題はやはり女性議員としての困難さについて。


女性議員特有の困難さについて話す大椿ゆうこ

太田さんは、これまでたくさんの意見書提出してきましたが、その全部が否決。「トップ当選したとか関係ないんです」と意見書の内容よりも会派を重んじる高松市議会のあり方について問題提起しました。また、選挙に出ることを決意した時、ある男性から、「ヒールを履け」「化粧をしろ」などと言われ驚愕した体験を、「今でも忘れない」と話してくれました。ヒール履いて、どうやって地域を回れと言うんじゃい!


太田さんと話す大椿ゆうこ

太田さんの歯に衣着せぬ発言に、参加した女性たちが身を乗り出すようにして聞く姿が印象的でした。


それぞれの体験を語ります。

三野ハルコさんは、女性議員が一般的ではなかった時代、牟礼町初の女性議員になったものの、挨拶周りの時に「本人を連れてこい」と言われ、「私が本人です」と応えたというエピソードを話してくれました。こういった女性先輩議員たちの経験の上に、私たちの今があるのですが、残念なのは、それほど状況が変わっていないということです。

会場からは、福島第一原発の処理汚染水の海洋放出の問題、保育士の配置基準の問題、高松市議会の傍聴ツアーを企画しようという提案、環境問題についてもっと発信してほしい、環境問題は人権問題など様々なご質問やご意見を頂きました。


司会のタケチさんも一緒に頑張ろう!のポーズで締め!

女性自治体議員と国会議員のよるトークセッションは予想以上に盛り上がり、非常に有意義な意見交換ができた時間となりました。ご協力いただいた、みぞぶちゆう子さん、太田あゆみさん、三野ハルコさん、本当にありがとうございました。そして、参加者のみなさんも、ありがとうございました。


香川のみなさん、ずっと応援ありがとう!というスライド。2019年、2021年の写真とともに。

また、香川に行きます!

imo-ni(イモーニ)きてんまい田中 情報誌のことについてはこちら

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