2月8日(木) 厚生労働委員の一日

活動ブログ

国会が開会し、政府提出法案の概要もわかってきました。現在は衆議院で予算委員会が開かれています。参議院はこれからです。この時期に、厚生労働委員会所属の大椿ゆうこがどのような活動をしているのか、お伝えします。

朝一番の部門会議

朝8時からは、立憲・社民会派の「厚生労働部門会議」。予算や法案の説明、法案の勉強会や意見交換は、この時間帯に行われます。この日は、厚生労働省の担当者から、国会の承認が必要な人事案や、今会期中に提出される法案の内容の説明を受けました。

今回提出される法案は次の4本(束ね含む)です。

  • 生活困窮者自立支援法等の一部を改正する法律案
  • 雇用保険法等の一部を改正する法律案
  • 育児・介護休業法及び次世代育成支援対策推進法の一部を改正する法律案
  • 再生医療等安全性確保法及び臨床研究法の一部を改正する法律案

単身高齢者や若者の貧困への対応、労働者の「リスキリング」への支援、介護と仕事の両立の推進、医療の技術革新への対応等々…

命と暮らしにかかわる大切な諸制度に関する法改正なので、しっかり内容を検討し、議論していきます。

非正規労働者への施策に関するレクチャー

部門会議の後は、厚生労働省の職員の方々に事務所までお越しいただき、非正規雇用に関する施策について説明を受けました。

非正規労働者の正規化を進める事業者への支援、同一労働同一賃金の徹底、無期雇用転換ルールの周知施策、正社員の多様な働き方を可能にする制度の整備などについて教えていただきました。

大椿ゆうこは、非正規雇用の最大の問題は、雇用期間に定めがあることであり、首を切られることを常に恐れながら働かなければいけないことだと考えています。期限の定めのある雇用を原則禁止する、非正規雇用の「入口規制」が必要だという立場から、厚生労働省が非正規問題をどれだけ本気で減らそうとしているのか質問しました。

昨年の臨時国会での武見敬三・厚生労働大臣の発言にもありましたが、ともすれば「非正規労働者は好んで非正規を選んでいる」「非正規雇用は、労働者の多様なニーズをかなえる手段だ」という風に語られがちです。確かに、出産・子育て・介護・自分の病気などにより、フルタイムで働くことが難しくなることは、誰にでもあり得ることです。しかし、そうした事情に対応するためには、正規雇用を維持したままで勤務時間を柔軟に変更・短縮できる働き方を準備することのはず。労働者のニーズと言い換え、積極的に非正規雇用の拡大に歯止めをかけない政府の姿勢を放置することは出来ません。

非正規雇用の問題は、女性差別とセットです。家父長制の下で、女性に育児や介護のようなケア労働が押し付けられ、年収の壁が非正規という働き方を選ばざるを得ない状況に押しやっているのではないでしょうか。大椿ゆうこのような、就職氷河期世代の女性の貧困・不安定は、今後ますます深刻な社会問題になるので、全力で取り組んでいきます

法律や制度を作っても、労働者がそれを活かして、待遇改善のために声を上げなければ意味がありません。国会での法改正の議論と、労働運動の活性化とがセットになってこそ、労働環境を改善することができます。大椿ゆうこは、引き続き労働運動とつながって、国会内外で声を上げていこうと思います!

このブログでも適宜国会での議論や決定事項をお伝えしてまいりますので、是非ご注目いただけると嬉しいです!(スタッフ)

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