2022.07.11
第26回参議院選挙 大椿ゆうこを応援してくれたみなさんへ

大椿ゆうこのイラスト(絵:しば太さん) お知らせ

7月10日に行われた第26回参議院選挙の結果が出ました。社民党は1議席を獲得し、福島みずほ党首が再選を果たしました。比例代表の得票数は1,258,621票で、得票率は2.4%で、政党要件を確保することも出来ました。大椿ゆうこの投票数は10,390票で、今回も当選はかないませんでしたが、福島みずほ党首の再選、ならびに政党要件の確保というこのふたつの至上命題を果たすことができました。

立憲民主党との合流問題で党員も減り、これまで長年に渡って支持して頂いた組織も離れ、本当に厳しい中での選挙でした。しかし、この危機的状況に「社民党をなくしてはいけない」と声を上げ、社民党への投票を呼びかけ、社民党に投票してくださった方々が、この結果を導いてくれたのです。

大椿ゆうこを応援してくださったみなさまには、またも残念な思いをさせてしまい、大変申し訳ありません。たった3年の間に、国政選挙に3度挑戦して3度落選。勝つことの厳しさを体中で実感しています。

しかしながら、今回の選挙も多くの方々に支えられた選挙でした。「私らな、大椿さんを当選させるために本気でやってんねん」と、大量のポスティングやポスター貼り、公選ハガキや電話かけ、宣伝カーの運行や駅頭でのビラ配りなど、数え上げればキリがないほど様々なことを、多くの人たちに担っていただきました。遠方からもお問い合わせを頂き、ポスティングや公選ハガキを引き受けてくださった方々もいます。

昨年の衆議院選挙に立候補を決めた2020年4月から2年以上、大椿ゆうこと共にぶっ通しで活動を支えてくださったボランティアさん、党員さん、友人、家族に心から感謝します。選挙は、候補者1人では出来ないチーム戦です。みなさんがいなければ、今回の選挙もやり通すことはできませんでした。

選挙には、候補者冥利に尽きる様々な感動があります。新宿で行われた出発式の時の演説を動画で見た人たちから、「心が震えた」という感想を多く頂きました。その中には、同世代、就職氷河期時代を生きてきた方々もいました。「これは政治の失策なんだ」という私の訴えを聞き、自己責任という呪いから少しでも解放される人たちがいたのなら嬉しい限りです。

街宣を聞きに来てくれた若い女性は、「同性婚を実現してほしい」と伝えてくれました。その後、毎回のように街宣を聞きに来てくれ、最後にはボランティアとして関わってくれるようになりました。

駅前で偶然出会った19歳の男性は、今回初めて選挙に行くと話してくれました。「社民党は必要だと思います。自民党に対する明確な対立軸として、社民党は存在し続けてほしいです」と言われた時には驚きました。19歳の若者が、社民党の価値をそのように見出してくれていることに希望を感じました。

選挙期間中、故郷である岡山に立ち寄りました。久々に会った88歳の父は、涙を流し、声を詰まらせ、「憲法には永久に放棄する言うて書いとるんじゃけぇよぉ。永久で、永久じゃけぇよぉ」と私に言うのです。憲法9条には、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と書いてあるのに、なぜ政治家は守らないのかと悲しみを滲ませていました。そして、「戦争は、両方にとって、何も得をすることはねんじゃけぇよぉ」と言い、また言葉を詰まらせました。私の実家は岡山市内から50キロも離れていますが、岡山空襲が起きた時、空が一面真っ赤になっていたそうです。父は、少年時代にその景色を目にした戦争体験者です。あまり口にすることはありませんでしたが、父もまた平和を心から望んで生きて来たひとりだったことがわかりました。

こういった出会いや出来事のひとつひとつが、私が人前で語る言葉に力を与えてくれました。

今回の選挙で、参議院でも改憲勢力が3分の2を超え、自民、公明、維新、国民などの改憲派は、白紙委任状を得たかの様に、改憲に向け動きを加速させるでしょう。社民党にとって、人々にとっても正念場です。社民党は憲法を活かし、戦争は絶対にさせない、その姿勢を貫きます。

今後の活動については、党と、そしてみなさんと議論をしながら、方向性を定めていきたいと考えております。今後とも大椿ゆうこの活動にご注目ください。暑い時期が続きます。みなさん、ご自愛ください。

社民党 副党首 大椿ゆうこ

大椿ゆうこのイラスト(絵:しば太さん)

絵:しば太さん
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