3月6日は18時より、有楽町駅イトシア前で、「大椿ゆうこを国会へ!女性の会」主催の街宣が行われました。参院選東京都選挙区予定候補の西みゆか弁護士も参加され、寒風を吹き飛ばすようなパワフルな街宣になりました。
大椿ゆうこのアピールの内容は以下の通りです。
- 有期雇用の入口規制について
自分が年度末に雇止めされたことを思い出すと、心が締め付けられる。4月に仕事がないかもしれないと不安になる人を減らしたい。期間に定めのある仕事は、当たり前ではない。同じ仕事がずっと続くなら、働き続けて良いし、働き続けられるような社会にしなければならない。
政府も非正規労働者の正規化と、同一労働同一賃金を掲げている。しかし、正規労働者になるのは簡単ではない。一番大切なのは、そもそも非正規労働者を増やさないこと。そのための「入口規制」が必要だ。
- 女性の政治参加について
女性が抱える悩みや、「こんな風に社会を変えて欲しい」という思いは、女性が声を上げないとなかなか取り上げられない。性暴力や女性の低賃金と言った問題は、女性が政治の場にいないと、国政の中心課題として扱われない。
障害のある人、外国ルーツの人など多様なマイノリティや、若者の声が政治にもっと反映されなければならない。そのためにも、まずは国会議員の女性の比率を半分に引き上げることが大切だ。
- 選択的夫婦別姓について
今国会で絶対に実現させたいのが選択的夫婦別姓だ。女性が男性の家庭に入るという家父長制の規範があるため、9割以上の女性が結婚後苗字を変えている。旧姓使用の拡大は役に立たず、むしろ混乱を増やすと指摘されている。政治の仕事は、新たな幸せの選択肢を増やすことだ。私たちは、女性が生まれ持った苗字のまま生きるというもう一つの選択肢を増やしたい。
- 税制改正について
生活保護申請者がここ12年で最大になったと報道された。もちろん生活保護は権利だ。誰しも仕事を失ったり、病気になったりする可能性がある。そんなときに、まず生き延びるために生活保護を受ける権利が保障されている。ただ、生活保護申請者が増えているということは、社会がどれだけ貧困に向かっているかを示す一つの指標だと思う。エンゲル係数も3割に迫っているこの状況の中、どのように生活を支えるかが政治に問われている。
お金はあるところにはある。企業の内部留保は600兆円を超えている。内部留保への課税や、法人税率の引き上げが必要だ。そして、税金は軍事費に注ぎ込むのでなく、しっかりと暮らしのために使うべきだ。
- 高額療養費制度について
政府は高額療養費制度の自己負担限度額を引き上げようとしている(※今夏の引き上げは見送ったが、参院選以降再び引き上げの論議がされる可能性が高い)。誰でも病気をする可能性があるが、安心して医療を受けられなくなったらどうするのか。安心して医療を受けられるのが日本の魅力のはずだ。人の命を第一に考えない今の政治を変えなければならない。あなたの、あなたの家族の、みんなの命を守るために声を上げて欲しい。