第217回通常国会スタート!

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1月24日、第217回通常国会が始まりました。会期は6月22日までの予定です。朝9時から党首・副党首・幹事長で両委員議員総会を行い、今国会に臨む決意を述べました。

福島みずほ党首は、今国会を自民党が反対するため成立しなかった法案をガンガン成立させる「ガンガン国会」にしたいと切り出しました。選択的夫婦別姓、同性婚法制化、刑事訴訟法改正による再審規定の制定、核兵器禁止条約の批准・せめてオブザーバー参加については、内閣提出予定の法案のリストには入っていませんが、議員立法を出し、時間切れになる前に成立させるよう、頑張らねばなりません。

エンゲル係数が家計支出の28%と42年ぶりの高水準になり、食料品の高騰が生活に打撃を与えています。物価高・円安の中、「食料品の消費税ゼロ」(※非課税でなく税率ゼロであれば、引き続き仕入税額控除は適用されます)であれば各党のコンセンサスが取れると思われるので、参議院選挙の野党統一公約にするよう、社民党から呼び掛けていきます。また、教育費無償化非正規労働者の正規化と賃上げにも取り組んでいきます。

石破政権になっても、軍拡大増税と原発推進の流れは変わっていません。2025年度の防衛予算は8兆7005億円(SACO・米軍再編関係経費)と過去最大になっています。沖縄・九州をはじめ、全国で弾薬庫の建設が進み、安保三文書が具体化されています。また、今国会には、能動的サイバー防御関連法案(基幹インフラ等へのサイバー攻撃を抑止するため、サイバー空間の通信を監視し、攻撃を企てる者が見つかれば警察または自衛隊が相手を無害化(つまりサイバー空間で先制攻撃を行う)するというもの。憲法第21条が保障する通信の秘密を侵害する他、監視や無害化措置が主権侵害・先制攻撃と受け取られるリスクがある)や、日本学術会議の法人化に関する法案が提出される予定です。そうした問題のある法案には、しっかり反対していきます。

原発の活用が盛り込まれた第7次エネルギー基本計画が発表されましたが、原発新増設や老朽原発再稼働などありえません。脱原発もしっかり訴えていきます。

新垣クニオ副党首は、アメリカでトランプ大統領が誕生したことで、今年も大変な一年になるのではないかと懸念を述べました。トランプ大統領が国際情勢に波紋を与える中、日本政治がどういう立ち位置を取るかが問われます。

大椿ゆうこは、通常国会終了後すぐに参議院選挙に突入するため、国会をどう戦うかが参院選での社民党に対する評価に繋がると、意気込みを述べました。厚生労働委員会では年金制度の改正が議論される予定ですが、「年収の壁」問題については、非正規雇用や家父長制に基づく制度の延命もっと根本的な議論を国会で行う必要があります。大椿ゆうこと同じ就職氷河期・ロスジェネ世代が、間もなく60代になります。収入・貯蓄が少なく、非正規雇用であったため受給できる年金額も少ない氷河期世代が高齢になったときの社会保障をどうするか、大きな課題です。

今年は戦後80年です。大椿ゆうこは、昨年から長生炭鉱の遺骨調査の問題について取り組んでいます。市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」(刻む会)の皆さんがクラウドファンディングで遺骨収容の資金を集めている一方、政府の動きは見えません。しかし、戦後補償の課題として、戦後80年の今年こそ、遺骨収容・返還と言った結果に結びつく年にしたいと考えています。

今年7月には参議院議員選挙が行われます。大椿ゆうこは全国比例区で挑戦予定です。賃上げが物価高に追いつかず、また賃上げ論議の外に出されている非正規労働者がたくさんあります。社民党は労働者の党として、雇用の問題をしっかり訴え、選挙に向けて闘っていきます。

今年も、このブログで国会内外での活動の様子をなるだけ詳しくお伝えしてまいりますので、是非ご注目のほど宜しくお願い致します。

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