2月5日に杉並にある東京朝鮮第9初級学校にて、「2025年中野・杉並朝日友好親善新春の集い」にお招きいただきました。そこでのスピーチです。
***
こんばんは、参議院議員・社民党副党首の大椿ゆうこです。
今日はですねこちらにいらっしゃる
ヒョンさんが声をかけてくださって
この場に初めて来させていただきました
彼女の姪っ子が大学の時の同級生でして
この間様々なご縁をいただいております
先日1月18日、阪神淡路大震災から30年経ちました。
当時被災者をきちんと救済しようという、支援法を市民立法が立ち上がりました。
小田実さんという作家が中心になって市民が立ち上げてできたこの法律、
この趣旨を、もっともっと若い世代にも伝えたい。
そういう場にも先日お誘いいただきました。
そして今日も、ここに寄させてていただいたところです。
私は国会議員になってまだ1年8ヶ月ほどの新人議員ですが
住んでいるところが大阪市生野区、人口の約20%〜25%ぐらいは
朝鮮半島にルーツを持つ人たちが住んでいる多文化共生の街。そこに住んでいます
そんな関係もあって朝鮮学校ともご縁をいただいて
学校に訪問をさせていただいたり、また国会議員になってからは
関東の朝鮮学校を訪問させていただいたりしております。
国会の中では、高校無償化排除の問題や幼保無償化の問題の
政府交渉に、その場を設定させていただいたりしております。
また今は長生炭鉱の問題に取り組んでおります。
皆さんご存知でしょうか?山口市県宇部市にある海底探鉱で
83年前183人の炭鉱夫の方々が亡くなった。
そのうち136名が朝鮮半島出身者でご遺骨が今も海底に眠ったままです。
これを市民がクラウドファンディングで1200万円ものお金を集めて、
坑道を開け遺骨を収容しようということで、今取り組みが始まっています。
この問題の政府側窓口は厚生労働省。私が所属しております厚生労働委員の担当であるため、そういった問題も国会議員として取り組んでいます。
これはやはり国が解決すべきことですよね。
戦時下もっとエネルギーがいると言って違法採掘をさせておきた事故。
そこで多くの朝鮮半島出身者の人たちが亡くなってきた。
これを戦後80年の今年きちんと解決していきましょうと
積極的に国会の中で政府に訴えています。
皆さんの日々の地道な取り組み、それがこの国の中で大切に扱われるためには、
やはりそれを国会に伝える議員の存在が、私は必要だと思います。
残念ながらこの朝鮮学校の問題、
そして日本で暮らす在日コリアンの方々の抱える悩み、そして差別問題
そんなことを真正面から国会の中で議論をする国会議員というのは少ないかもしれません。
でも私はそのことをしっかりと議論をし、そして皆さんがこの国に暮らしている一人として
安心して暮らせる社会になるために、皆さんの声も代弁していく。
その1人として、これからも活動していきたいと思います。
朝鮮学校民族教育をしっかりと保障する。
これはやっぱり国の責任だと思っています。
私の夫はスペインのバルセロナ出身カタルーニャ人です。
カタルーニャもかつてカタルーニャ語を政府によって弾圧されてきた
長い長い歴史があります。
彼らは、その長い歴史を経て公教育の中で、カタルーニャ語を取り戻していく。
そういう闘いをやってきました。
そんな連れ合いを持っている1人として
やっぱり自分の言語、これってアイデンティティだよね。
歴史を学ぶっていうことは、その子どもたちのアイデンティティを育てることにつながるんだ!
そう強く思っています。
ですので皆さんの取り組みを、これからも一緒になって支えさせていただき、
そして皆さんの声国会の中でしっかりと届けていく。
そのことを今日はお約束したいと思います。
本日は本当におめでとうございます。
スピーチの動画はこちら