阪神・淡路大震災から30年の2025年1月17日、大椿ゆうこは兵庫県での「1.17のつどい阪神・淡路大震災30年追悼式典」に出席。その後新長田で、かつて介助に入っていた、重度障害者のみなさんと交流しました。
その後東京での組合旗開きに参加するため一旦東京へ戻りました。翌朝大阪で面会、そして再び兵庫の芦屋で集会参加となりました。
「市民=議員立法」を牽引したみなさんの集会に参加
1月18日、芦屋でひらかれた「小田実を読む」例会へ参加しました。
「若い世代に語り継ぐ-阪神淡路大震災30年によせて〈あのときから30年 私たちに何ができるのか私たちが今伝えたいこと〉」
30年前の大震災の時に、自身も被災した作家小田実さんが、被災当事者として「日本は経済大国にはなったが、人間の国ではない」と、「これは『人間の国』か」兵庫県芦屋市の山村さんらとともに、被災者が国からの支援を受けられるよう、市民が弁護士らと法案を練り上げ、市民立法の運動を動かしました。関西でのうねりを東京でも事務局を作り拡大させ、市民が超党派の議員を動かし立法につなげたものが、「被災者生活再建支援法」です。震災から3年、1998年の5月に、自宅が全壊した被災者に最大100万円支給するものでした。現在では法改正により、全壊のみでなく中規模半壊でも支援金がでるようになり、上限も300万円に引き上げられていますが、3.11や能登半島地震で被災された方々のお話を伺うと、生業の再建など被災の現実の前に立ちはだかる問題には、法のみなおしや検証が引きつづき必要なことだとわかります。それとともに、災害大国の日本において、被災者支援法がこのとき成立していて本当に良かったと改めて感じます。
小田実さんのことばについて思うこと
大椿ゆうこは、大学生の同級生が小田実の姪御さんというご縁があります。今回は、講演をされた小田実さんの人生の同行者・玄順恵(ヒョンスンエ)さんの妹さんで「市民=議員立法」の東京で事務局をつとめた玄香実(ヒョンヒャンシル)さんからお声がけいただき参加をしました。
大椿ゆうこは、雇い止め経験のある非正規労働者です。現在働いている国会議員のなかで、なかなか非正規労働を経験し、雇い止め解雇でクビをきられ、そこから労働争議をしてやぶれた・・・そんな経験を持つ議員はいないでしょう。「ひとりでもやる」を実践してきたひとりでもあります。
大椿ゆうこは、労働者は一人では使用者(会社)に対抗することは難しいかもしれないけれど、連帯すれば会社と対等に話し合うことが出来る、ということを身をもって知っている国会議員です。今回、小田実さんや山村さんら市民とがつながり、連帯して議員を動かし、立法につなげたことを改めて現地で聞けたことで、大椿ゆうこも引きつづき、市民のみなさんと連帯し、声を届けて立法につなげる働きをしていきたいと思います。